次の日の朝、気を取り直して七五三に行きたくない理由を聞いてみた。
初めは「嫌だから。」としか言わなかった。
何度か聞いているうちに「カカが着替えるのが嫌だから。」と言った。
あぁ、またそれか。
「カカが着替えるといなくなっちゃうと思うの?」
「うん。」
「トトと2人で行く。」
ちょっと悲しくなったけど、ムスメのカカがいなくなったら嫌だと思う気持ちの方がよっぽど悲しいのだろう。
「カカは着替えてもお家に帰ったらまた部屋着に着替えるよ。そしたら一緒に行ってもいい?」
「うん。」
カカが着替えるといなくなっちゃうという妄想がいつまでもなくならないようだ。
最近進歩したのは、またお家に帰ってきたら部屋着に着替えると言うと安心してお出かけできるようになってきたこと。
「また、これ(部屋着)に着替えるよ。」と何度も確認してくる。
これなら七五三詣に行けるかもしれない。
キャンセルした服を再度ポチッと買い直すことにした。
はたして無事にお詣りに行けるのか?